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IJKA発足の経緯

IJKA継承再発足の経緯

IJKAは、1989年頃、故マスター浅井が創設した流派にこだわらない、各武術の技を取り入れた新しい空手の組織です。
詳しくは当HPをご覧ください。

2004年7月5日に国際日本武術空手道会I.J.K.Aの上海総本部が開設され、 その事務所及び総本部道場が2005年11月20日開設されました。


当時の記録は以下の通りです。


浅井哲彦首席師範 上海にて空手道技術を伝授



2004年7月5日、国際日本武術空手道会I.J.K.A.の上海総本部が開設された。浅井師範は、上海の大学生達が熱心に、自分達で空手道の独学を行っているのを見て、急遽7月1日の夜、復旦大学に於いて講習会を開いた。当日、上海各大学の空手道会の会長、会員や空手愛好家達が浅井師範に一目会いたいと集まった。何か一言話を聞くだけでもと思っていたのに、浅井師範がいきなり道衣に着替えたので、並居る者は大慌てで我先にと着替え、道衣を持参しなかった者は、その工面に走り回ったが、普段着のまま、道場に入って熱心に稽古したものも多くいた。浅井師範は、猛暑の中、二時間の指導を行い、みな熱気に満ちて空手の基本と新しい形を一生懸命稽古した。

7月3日帰国の日は、全員飛行場へ見送りに来て、楽しい一時を過ごした。浅井先生に空手の技をあんなに沢山教えていただけるとは思わなかった、本当に勉強になったと皆喜んでいた。




浅井師範と国際武術空手協会I.J.K.A.上海総本部、関雲風会長、関俊年、復旦大学、上海大学、同済大学その他の大学の空手道会の会長、会員および上海武術院空手道館の館長、教練、学生たちの集合写真
「上海I.J.K.A.設立に強力する浅井恵子(中央右)」

2015.11.20 旺々集団の蔡衍明氏の助成を得て、国際日本空手道会I.J.K.A. 上海総本部事務所及び道場を開設



当日は、爆竹が鳴り渡り、多くの名士達が祝いに駆けつけ、儀式の後、演武会が行われた。初めての世界レベルの空手技術を目のあたりにし、在席一同感嘆の声を惜しまなかった。

浅井哲彦首席師範の名を慕って数百人の空手受講者が技術講習会参加申し込みに殺到したが、三年以上の空手歴保有者のみに限定。約百名の者が浅井哲彦先生の熱心な指導を二日間に渡って受ける事ができた。
又、上海には段位証書を資格なしに乱発する者がいたので、浅井先生に再審査を行って貰う為に50名程の空手マンが集まった。
当日は、浅井先生と共に日本から牧田拓也指導員及び上海本部の総教練として空手歴43年の陳興桂と、25年の城所俊行(日本籍)が、台湾からはせ参じ浅井先生の下に厳粛なる昇段審査が二日間行われた。中国に於いて本格的な審査は初めてであり、しかも国際最高首席師範自らの審査とあって、みなエキサイトし、熱気に溢れていた。

2005年11月20日(日)

上海本部成立儀式 記念写真
上海本部成立儀式 記念写真
空手修行者と役員達
同道場にて空手修行者と役員達
空手三年以上の修行者達
旺々集団蔡衍明董事長より寄贈された約100坪の立派な空手道場にて
 


2006年8月15日、マスター浅井が逝去し、その葬儀に参加した後 各国のI.J.K.A会員さん達が、浅井家を訪問して下さり、みんなで今後の IJKAについて語り合いました、みなさんの要望で私に継承して欲しいという話が出ましたが、マスター浅井が亡くなったばかりで、その事をすすめる気にはなれませんでした。

同年11月ブルーノさんの主催でスイスに於いて、毎年行われる、マスター浅井定例の技術講習会を、追悼キャンプとして行われました。
その定例会は、マスター浅井生前に、何年も続けて行われているものでスイスのBruno Kollerさんをはじめ、ドイツのOtto Riedingerさん、イタリーのGiuseppe Formentonさん、 及び其の他の国の人達が、毎年参加してマスター浅井のもとでトレーニングを続けて来ました。 その11月の追悼キャンプに私も招かれて参加しました。

キャンプのトレーニング後、みんなでミーティングをして、此れからみんなで浅井空手を守って行こうと互いに励まし合い、 私が、IJKAを継承する結論となりましたが、マスター浅井逝去によって精神的にダメージを受けていた私は、中々立ち上がる事は出来ませんでした。

その後も次々と多くの方が、海外からや、国内から訪問して下さり、みなさんの励ましにより、2008年頃に、私は少しずつ立ち上がる事が出来る様になりました。
そして、2010年、3月8日 IJKAを継承、再発足する事になりました。発足後、マスター浅井生前の理想を受け継ぎ、独裁や少人数で組織を動かす事のない様に全ての事は、みんなで決めることにしました。

2010年5月15日インターナショナルミーティングをスイスで
2011年3月27日台湾台北、総本部哲彦館にて
2011年8月7日海外各国から指導員が集まり、総本部哲彦館にて
2012年2月19日台湾台北、総本部哲彦館にて
2012年12月26日、28日台湾台北、総本部哲彦館にて
2013年 4月13日台湾台北、総本部哲彦館にて
2013年5月5日スイスにて
2013年11月17日台湾台北、総本部哲彦館にて
2014年3月16日台湾台北、総本部哲彦館にて

行政ミーティングを行ってきました。(トピックス内に掲載)

IJKAは二つの団体に分裂したのではなく、1989年頃、故マスター浅井が創設した流派にこだわらない、そして各武術の技を取り入れた新しい空手の組織です。
故に、日本の伝統に従いIJKAは宗家です。
マスター浅井は、宗家の会祖であり、浅井空手の宗師です。
マスター浅井が英国其の他の各地域で空手道を指導して来たところは、 宗家からの分家と云う事になります。

マスター浅井逝去後、毎年集まって来る各国の空手家達を指導する人がいなくなり、 長い間音信不通だった元アシスタントが戻って来て、九段を名乗り、マスター浅井の創作した空手を教えています。
でも連絡が無いので、どの様な感じなのか計り知れず、私は、静観しているという状態です。

現在IJKAは、台湾台北哲彦館に本部道場を置き、大きな組織を目的とせず、主席師範 陳宏宗先生指導のもと、 ヨーロッパ本部長Bruno Koller氏、イタリーチーフインストラクターGiuseppe Formenton氏、 ドイツチーフインストラクターOtto Riedinger氏及び各国際指導員達が熱心に浅井空手を普及し、 みんなで仲良く和気藹々とトレーニングをしています。

宗家
国際日本武術空手道会 IJKA 理事長 浅井惠子