Top > Asai Master > 浅井哲彦師範 逝去

ハワイにてJ.K.S. I.J.K.A.追悼キャンプ 【チャーリース・リー氏主幹】

19歳から空手を始めました。大学の時です。
卒業後、最初の仕事が見つかって、6年間空手を休みました。1983年に空手を再開したのですが、その時始めて浅井先生のもとでトレーニングをしました。その年に息子が生まれて、それから23年経ち息子は24歳になりました。
浅井先生の思い出は毎朝5時に先生と一緒にトレーニングをしたことです。それが私の空手を進歩させました。
先生は自分のトレーニングが終って、私達の為に時間を下さって、型や組手など一時間半も教えてくれました。
私が先生に会う前は、私の空手は普通でしたが先生から多く教わって進歩しました。
だから私はずっと続けるつもりでいました。
不幸な事に先生は亡くなられて、次の世代の人たちは先生を知らないし、会えないので、私は一生懸命先生の事を教えています。
先生から多くの事を習いましたが、一番大事な事は本当のパワーの為に、どうやってリラクゼーションをするのかを教わった事です。
先生の人柄は学ぶべきところが多いです。だから私は先生と一緒に2000年にハンガリーへ、2001年と2002年にスイスへ、2003年にハワイへ来て頂き、その後(ニュージーランドに世界一大きい道場を建てて)、12月に浅井先生に指導に行って頂き、2005年にも行って頂きました。
其の時、ニュージーランドで奥さんとも三人で、同じホテルで2週間を過ごし、一緒に朝御飯を始め、一日の食事、トレーニング、お話などして過ごした事はとても幸せでした。

浅井先生と私は同じスピリット(精神)を持っています。
4年位前に先生に話した事があるのですが、私が空手をやらなかったら死んでしまうと云いました。
2005年にニュージーランドで先生も同じだと知りました。
妻は私に、もうリタイヤしなさいと云いますが、彼女は私が空手をやらなかったら死ぬという事をしらないのです。
私の道場は小さいですが(ニュージーランドの道場を閉めたので)私にとってとても大事なことは先生の代りに空手を続けることです。
今は息子と甥と孫も一緒に空手を一生懸命トレーニングをしていて、私はとても幸せです。

チャーリース・リー