浅井車椅子空手趣意書
私どもはN.P.O.法人として、福祉活動及び健康部門の普及をも設立趣旨の一環として掲げております。
浅井車椅子空手は首席師範、浅井哲彦の理念のもとに開発されたものです。
その理念とは、空手道は五体を鍛え精神を磨くものであるが、五体とは、頭部、四肢のことで、四肢の何れか、自由がきかないことになっても残りの肢体で行うことが可能である、としています。
そして、障害のある人ばかりでなく、年配者や体力の無い人達も、最初は椅子に坐って練習することから始まっていく、という方法も合わせて考案されています。
車椅子は、障害のある方ばかりでなく、わが国や諸外国でも、脚、腰の弱くなった健常者が多く愛用しているからです。
今、わが国では高齢化社会となって、その医療費が国家的問題となっており、一般の人々も健康を損なっている人々がほとんどだといわれています。
また、車椅子を乗用しているからと、運動に目を向けずにいると、次第に衰弱して、医療に頼り切ってしまいます。
浅井車椅子空手によって、自信を持ち、精神的気迫と身体の健康、更に護身術も同時に獲得できればそれは社会に貢献することとなり、各自の医療費も軽減され、ひいてはわが国財政の一助となることは明確です。
今後、国内全都道府県の各支部に普及すると同時に、海外45カ国を数える会員国にも車椅子空手部門を設置し、早急に推進して世界の人々が健康になる事も願い、次期パラリンピック参加種目に加えられる様、関係者一同、日夜努力精進いたしております。それが世界平和につながる事を信じてやみません。
浅井惠子
浅井哲彦監修